令和6年度かたりあいの輪福祉懇談会を開催しました

【趣旨】

奥州市社会福祉協議会では、だれもが心の豊かさと幸せを実感できる「福祉のまち奥州市」をめざして様々な福祉活動を行っており、この活動財源には、住民会員及び賛助会員のみなさまから寄せられた会費、ささえあい協賛金が充てられています。
昨今、人口減少に伴う会費収入の減少が進んでおり、より効果的な地域福祉活動を推進していくためには、一般会費とささえあい協賛金の仕組みを見直す必要があると判断し、その方法について検討を重ねてきたところです。
本懇談会は、これまでの検討結果の報告と今後の方針をご説明し、多くのみなさまからご意見をいただきながら、今後の地域福祉活動をより一層推進していくために開催するものです。

【内容】

ささえあい協賛金の一般会費への一元化について

経過

平成18年の市町村合併に伴い、五つの社会福祉協議会も合併して奥州市社会福祉協議会となり、⼀般会費を900円及び⼀般の賛助会費を1,000円として運営を開始しました。

その後、平成24年に地域の福祉活動を充実するため、⼀般の賛助会費を「ささえあい協賛⾦」に名称を変更して、地域で集まったお⾦はその地域で活⽤できるように助成する制度に変更しました。

資料

別紙1 別紙2

現状と課題

⼀般会費やささえあい協賛⾦、共同募⾦や歳末たすけあい募⾦については、集⾦時期が異なることから、集⾦業務をする⽅と協⼒する各世帯等の双⽅に負担となっている地区もあります。

詳しくは、別紙1を参照願います。

「ささえあい協賛⾦」の納⼊率は、年々低下してきており、各地区福祉推進組織の活動を⽀える財政基盤が不安定になってきています。

「ささえあい協賛⾦」の取扱いは、各地域に⼤きな違いがあります。納⼊については、納⼊依頼を福祉活動推進員(⾏政区⻑)や地区振興会などとする地区があるほか、納付実績のある各世帯に依頼⽂書を送付している地区もあります。また、「ささえあい協賛⾦」を財源とする地区福祉推進組織への助成⾦については、各地域で積算⽅法が異なっており、市内で統⼀されていない状況となっています。

課題解決の検討

こういった課題があることから、本会の5年間計画である奥州市社会福祉協議会発展・強化経営計画(令和3年度から令和7年度)において、会費とささえあい協賛⾦のあり⽅について検討することとしていたものです。

検討にあたっては、新たに組織した財政検討委員会へ本会会⻑が諮問して、充分な検討をした上で、答申をいただいたところです。

改正案

本会で検討した結果、財政検討委員会の答申のとおり、ささえあい協賛⾦を廃⽌して会費に⼀元化する改正案としました。会費を900円から1,100円に増額し、増額した部分から統⼀した基準による地区福祉推進組織への助成⾦を⽀出するものです。

詳しくは、別紙2を参照願います。

各地区福祉推進組織助成⾦取扱い案

この取扱いは、⼀般会費の納⼊世帯数に、単価160円を乗じた額を基本とする案としました。

この額が、現状の助成⾦額より低い場合は、80,000円を限度として、2年間補填を⾏います。なお、2年経過後の補填については、令和8年度中に検討することとします。

詳しくは、別紙3を参照願います。

今後の取扱い

これらの案については、5⽉中旬に開催された各地域福祉推進協議会で説明をしました。

今後は、6⽉から9⽉までの期間に開催される「かたりあいの輪福祉懇談会」などで説明をして、市⺠の⽅々からの意⾒をお聞きしていきます。

最終的には、市⺠の⽅々からの意⾒次第ですが、年末頃の本会理事会と評議員会で決定をして、その後、周知を図り、令和7年4⽉の施⾏を予定しているものです。

住民の皆さまからいただいたご意見等

かたりあいの輪福祉懇談会にて、住民の皆様から貴重なご意見等をいただきました。

6月17日から7月5日までに9か所の懇談会で寄せられた意見を一部編集し、取りまとめたものをご紹介します。
7月8日から8月7日までに10か所の懇談会で寄せられた意見を一部編集し、取りまとめたものをご紹介します。
7月12日から10月10日までに9か所の懇談会で寄せられた意見を一部編集し、取りまとめたものをご紹介します。